supino blog

やりきれないエンジニアの日常

珈琲の香りに包まれながら、お腹も満たされた朝

顔が浮腫んで瞼が重い。スッキリしない顔を鏡で眺めた。朝食のパンを焼こうとキッチンに向かったが足が重い。お湯を沸かしながら、子供達が起きるの待った。カップに顔を近づけ、目を瞑りながら珈琲の香りを味わう。モーニングに行こうと決めた頃に、子供達がリビングに顔をだした。

身支度を終え珈琲館に。今回も長女はトーストと茹で卵。長男はハムサンド、私はホットケーキを選んだ。ベテランの女性店員が、長男のオレンジジュースの氷は少なめがいいか、ハムサンドの胡椒は大丈夫か確認してくれた。

長女は年末から国旗にハマり、今年は検定を受けようか悩んでいる。国旗検定の教科書を開いて、何やらブツブツ呟いている。その横で算数ゲームアプリの赤いドラゴンと戦っている長男。

私は前日に買ったミステリー小説を読もうと、1ページ目に手をかけたが、前の席に座っている老人が気になっていた。ずっと店員と話している。長男と同じハムサンドを頼んだ様だが、どうやら胡椒が嫌だったらしい。

キッチンに戻されるハムサンドと入れ違いに、長男の胡椒抜きハムサンドが運ばれてきた。付け合せのサラダとホットケーキ半分を交換した。デザートの代わりか、シロップに浸されたホットケーキまでしっかり完食した長男。

お腹が満たされた頃、隣の席に座った学生がポケモンのカードゲームを始めた。長男がお年玉の残りで、カードを買いに行きたいと言い出さないか心配になってくる。同じ事を思ったのか長女と目があった。数量限定のブルーマウンテンが気になっていたが、2杯目は頼まず帰る事にした。

お腹も心も満たされ、体が軽くなった気がした。