supino blog

やりきれないエンジニアの日常

2023年に学んだ技術・書籍

主に.NETとAzure関連技術を扱い、「Learnをやって」「検証」を繰返した事で手順や基礎を得られた。実際に要件に合わせて構築すると上手くいかない事も多く、期待値を超えるバリューのアウトプットは難しかった。今まではFront-ServerSideを担当してきたが、ここ数年でServerSide-Infraが守備範囲になった。触れる技術も変わってきた。選択するアーキテクチャや構成が正しいか「正解がないシステム開発」に経験の浅さから終わりないプレッシャーを感じる年だった。その分、モノにしたいという欲もでてきて、堅実に目の前の技術に向き合いたいと思える年でもあった。

【 技術 】

APIテストを自動化するための設計

Azure Functionsを利用したAPIがあり、自動テストを導入していないため、開発者としてテストのコスト軽減を図りたかった。最初に機能テストの自動化から行うための技術選定を実施した。プログラミング言語やCI/CDシステムは極力サービスで使用されているものを利用し、またテストケースはコード上で見える化され、属人化せず開発者がメンテナンス可能であるための「技術選定」「構成」を考えた。
zenn.dev

Azure Media Player APIメソッド

Azure Media Service, Azure Media Playerを使用してストリーミング配信を行っている。動画再生におけるユーザー操作ログを取得しく、Azure Media Playerで取得できるイベントがどんな種類があるか確認した。
Azure Media Service, Azure Media Playerは2024年6月に廃止してしまうので、次は移行作業だ。
zenn.dev

Azure Static Web AppsでSPA, 認証機能にAzure Active Directory B2C

SPAでWebアプリケーションを実装した。認証周りはIdentity Serverを利用していたが、今回の構築では認証機能にAzure Active Directory B2Cを採用した。SWAを利用した場合はファイルアップロード機能で30Mまでしかリクエストできない事を知り、結果的にStatic Web Appsをやめ、React + .NET Coreに技術を選定した。
zenn.dev

その他

上記以外でも「.NET Core2.1 -> .NET6への移行」「非推奨のAzure関連のNuget代替」なども工数がかかった作業だった。運用面では「Azure Monitor」を使ったアプリケーション・ログの監視やアラート設定なども勉強になった。

【 LT 】

自分に合った武器を探す 30代この先のキャリアに怯えています

supino.net

Azure Functionsを用いて データウェアハウスの一部を自動化

supino.net

【 書籍 】

Azure, .NET関連

ASP.NET Core MVCプログラミング入門 .NET 7対応版

.NET Core MVCでのWebアプリケーション開発に携わってから数年たつので基礎的な知識はあるが、改めて誰かに説明したり、技術を文章にまとめる際に参考にした。触ってる技術だからこそ基礎をしっかり定着させたいので何度も読み返す。
ASP.NET Core MVCプログラミング入門 .NET 7対応版

ひと目でわかるAzure 基本から学ぶサーバー&ネットワーク構築

Azureを利用した仮想マシン・仮想ネットワークの設定・操作手順を豊富な画面でわかりやすく解説してくれる。Azureで環境を構築する際にマシンやネットワークをからめた可用性や冗長構成の設計がハードルが高い。まずはこの本で基本構成を勉強。
ひと目でわかるAzure 基本から学ぶサーバー&ネットワーク構築

Azure定番システム設計・実装・運用ガイド 改訂新版 単行本

App Serviceを利用するにあたり構成や注意点など網羅した一冊。設計や運用で悩んだ際は、とりあえずこの本を最初に読み返すし、付箋をいっぱい貼った本。
Azure定番システム設計・実装・運用ガイド 改訂新版 単行本

Web関連

Web配信の技術―HTTPキャッシュ・リバースプロキシ・CDNを活用する

web配信のパフォーマンス向上は”にわか仕込みの知識”では駄目なのだとわかる一冊。手元に置いてから時間がかかっているが、ゆっくりと読み進めたい。
Web配信の技術―HTTPキャッシュ・リバースプロキシ・CDNを活用する

DB関連

[改訂3版]内部構造から学ぶPostgreSQL―設計・運用計画の鉄則

PostgreSQLは初めてDB管理を担当した際のDBで、PostgreSQLの勉強をきっかけにDBが好きになった。カンファレンスもここ最近は例年参加できて嬉しい。
内部構造から学ぶPostgreSQL―設計・運用計画の鉄則