supino blog

やりきれないエンジニアの日常

社内LT 自分に合った武器を探す

speakerdeck.com 社内で「外部からの情報収集やイベントへ参加して」という話題が振られて資料を用意した。

新卒採用で答えた”強み”だけでは、この先の仕事はもらえない。30代になった頃、唐突に不安になった。けれどこれ以上のキャリアや経験を詰めないのは感じていた。新卒で入った会社を退職しベンチャー企業を転々として、今4社目だ。

基礎的なスキルの伸びしろはもう目に見えていた。ならば”自分が使いこなせる武器”を持ちたいと思った。当時は武器の探し方がわからず、目についたイベントに参加するだけだった。たまたまPostgreSQLのイベントに参加して初めて楽しいと思った。参加している人達に憧れた。.NET開発に戻ってきて、仕事で使っている技術のイベントも楽しみになった。

武器を使いこなす以前に”自分に合った武器”すら見つけていない。 けれどImputとOutputを繰り返す中で、違う界隈の人と出会ったり、想像していなかった事にチャレンジする機会もあった。"自分のストーリー"ができているのを感じる。

フレッシュでもベテランでもない。自由度も振り幅も大きいが、ライフスタイルの変化や体力の衰えで端から端まで走りきれない。30代はそんな感じがする。だからキャリアに悩んだ。

武器を手に入れる事で何か評価が変わるわけではない。武器を探す事でキャリアや技術の軸がしっかりしてきた。自分の進みたい道が見えてくる。選択肢が目の前にある時「選択」できる力がほしいと思うようになった。武器を手に入れる意味はそこにある気がする。

ここ数年、目の前の事が楽しいと思える。今できることを気張らず継続したい。