supino blog

やりきれないエンジニアの日常

初詣を終えバトンタッチ

三ヶ日が終わり、人が少ない時間を見計らい初詣に。気温3度の早朝に体が震える。なくすのが嫌なので例年はお守りを買わないが、父の癌に、母のアルツハイマーと続いたこともあり、両親に「身体健康守」を買った。ついでに「仕事守」を自分に。

今日は成人の日だ。帰り際は色鮮やかな振り袖の小走りの女性が目に付く。着物に慣れている祖母と母が質がいいからと、私に赤い振り袖を選んでくれたのを思い出す。成熟しきっていない若い女子に似合う鮮やかな赤だった。
本当は紫の振り袖、大人っぽいロールアップにシンプルな髪飾りをつけたかった。「成人すれば大人になれる」と生き急いだ子供の私。時間には逆らえないとわかっていても「大人に成りきらないで欲しい」と望む親の思い。そんな母の気持ちを汲んでか、美容師が選んだ髪型は華やかなアップスタイル。母が準備した髪飾りをつけた。
「品があってよく似合っている」と嬉しそうだった母と祖母の笑顔はいい思い出だが、正直、似合ってる気はしなかったので写真を見返すことはない。

帰る途中で吉野家でモーニングを。待ってる間にネットニュースを見ると少し後ろめたさを感じた。
今年の目標は「足腰を丈夫に」。心も含め”足腰丈夫な30代後半”を迎えたい思いから目標にした。筋トレと同じように”繰り返し”と”積み重ね”を日常で見つける。なんとなくだが「粘り強さ」がこの先の自分を支える気がしている。
スマホを閉じモーニングを食べながら、明日から始まる小学校の準備をしなければと考える。本格的に日常が始まる。今年はより「堅実」に日々を過ごしたい。

年始早々の災害や事故や様々な事情で、初詣や成人式を迎えられない方も多い。
被災された方々の無事を祈り、1日も早い復興を。